2006年5月26日 (金)

スイス時計の謎 読みました

有栖川有栖氏の「スイス時計の謎」(講談社文庫)を読み終わりました。最初に収録されている「あるYの悲劇」は、アンソロジーの「「Y」の悲劇」」(講談社文庫)で読んでいたのを憶えていましたが。

ネタバレしないように簡単に感想を。
「あるYの悲劇」…ちょっとズルい感じのオチ。でも「Y」の謎の部分はすっきりしていて、読後感は悪くない。
「女彫刻家の首」…「読者への挑戦」のタイミングが取りにくい作品。いつの間にか終わってしまった感じ。
「シャイロックの密室」…古畑任三郎的な作風。シンプルで面白かった。
「スイス時計の謎」…有栖さん(作中人物の方)の邂逅あたりは長編でやって欲しかったかも。推理は途中で良くわからなくなった。

推理小説を読み始めて結構経ちました。最初は友人に進められて綾辻行人氏の「十角館の殺人」を読んで、それから外国物(クイーンのドルリィ・レーン四部作とクリスティの「そして誰もいなくなった」)を読んで、あとは鮎川哲也氏とか島田荘司氏とか…いろいろ読みました。最近は有栖川有栖氏と森博嗣氏の文庫新刊くらいしか買わなくなっちゃいましたね。

今年の有栖川有栖氏は「江神二郎シリーズ」の4作目を予定されているそうですので、楽しみにしているのです。なにせ14年ぶりのシリーズ最新刊ですからね。豪快なのを出して欲しいものです。京極夏彦氏みたいな文庫の厚さになるような。

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